2013年2月2日土曜日

大江山の鬼そば

京都府の大江山には、鬼伝説がある。
平安の昔、酒呑童子と言う鬼の一党がいて、悪さをしていたのを、源頼光と坂田金時(足柄山の金太郎の成人後の名前と言われる)を含む部下たちが退治したと言う。

現在の大江山は平成の合併で福知山市に併合されて、「市」になっているが、実際に行って見ると穏やかな山村である。
鬼も現在では観光に役立っている。

国道沿いにあるお蕎麦屋さんがずっと気になっていた。
「鬼そば」なんて書いてある。
なんだろね?

と言う訳で、今日はこのお店を目指してお出かけ。
長閑な田園地帯で鬼は出そうもないが、お蕎麦屋さんは目立つ。

お店の中に置いてあるリーフレットには、このお店が江戸時代からあることが書かれている。
大江山は宿場町で、宮津の殿様が参勤交代の折に休憩した時、当時紺屋をしていた初代が、蕎麦を打って献上したところ、殿様が美味しいと褒めた。
それで蕎麦屋に転向して商売を始めた。
生蕎麦(なまそば)を「きそば」と呼び、「き」を「生」から伝説にちなんだ「鬼」に置き換え、それを「おに」と読んで、「おにそば」になったと言う。
店主は現在5代目だとか。(6代目が修行中)


鬼蕎麦 は 普通の掛け蕎麦。

今日は日替わりを注文。
サツマイモの炊き込みご飯と鬼蕎麦(小盛り)と鯖の天麩羅。800円



 醤油味の強い出汁だけど、しょっぱくはない。
蕎麦は短くて食べやすい。
ツルツルと言う訳にはいかないけど。
炊き込みご飯は私好みの固め。
鯖の天麩羅が熱くて美味しい。
cats君は、冷たい月見蕎麦と稲荷寿司。
冷たいものが苦手な人なのに、興味津々で注文。
かなり美味しかったらしい。
そう言えば、後から入って来た常連らしい客もほとんどが冷たい蕎麦を注文。
「冷たい」と言っても、ザルではなく、汁蕎麦。
鰹出汁が利いていて、生卵を崩すとさらに良い味になった、とcats君。
蕎麦の鉢と比べて稲荷寿司が大きいのがわかるだろうか。

店舗は最近改装した様子だ。
造りは古いが内装が綺麗だ。
お手洗いも綺麗で、さりげなく洗面台に爪楊枝が置いてあったのは親切だ。

他人のブログを見たら、コロッケなども美味しいって・・・

完食・・・




2 件のコメント:

  1. 私もcats君と同じものが食べたいです。
    冷たい汁蕎麦に生卵って最高!
    お稲荷さんが巨大という事はその地域のお揚げが巨大だってことなのかしら。
    油揚げ大好きよん

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  2. 私も次回は冷たい月見蕎麦にします(笑
    そうですね、あの油揚げはかなり巨大ですよ。
    でもしっかり味が付いていて美味しかったです。

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