愛想たっぷりな「なんの取り柄も愛想もない店」です

 神鍋高原に滝を見に行って、見終わったらお昼。

道の駅はいっぱいだし、元からcats君はそっち方面の食堂は興味がない。神鍋には有名な蕎麦屋さんが２軒あるが、お蕎麦も興味がない。で、ちょっと道を下って行ったら、道端に、いかにも地元民しか入らないようなお店がポツン。cats君はその店前に車を入れた。そこへ日傘を差した年配の女性が一人、こちらをチラッと見て入店。

　店前には黒板。

本日のおすすめ定食　　限定１５食　イベリコ豚　生姜焼き　定食　９８０円

美味しそう。　cats君は「絶対に美味いに違いない」

　入店すると、大きなテーブルが３台、カウンター席には年配の男女３人、カウンターの向こうにも年配の女性が一人。

「いらっしゃい！　どこでもどうぞ。」

　それで奥のテーブルに座った。テーブルが巨大なので、向かい合っても遠いぞ・・・

ゆったり食事が出来るお店。

メニューは壁に貼ってあるだけ・・・

cats君は、「サーロインステーキ」に目が行く。牛肉好きだから無理もない。それに、ここは但馬だ。きっと美味いに違いない。　しかし、ええ値段です。

その横の　うす切焼肉定食　も気になる。結局、彼は　タンシチュー　を選択。

私は焼肉定食。

私の　「和牛　うす切焼肉　定食」　

ん？　生卵？　お店のママさん（？）が「お好みで卵つけてどうぞ」

取り敢えず、そのまま一口・・・ををを！

これは、焼肉のタレではなく、お砂糖と醤油で焼いた、すき焼き味　だ！！

お肉と玉ねぎにしっかり甘ジョッパイ味が絡みついている。これは、生卵をつけるべきだ！

私は焼肉と言うより、焼肉のふりをしているすき焼きを食べている気分だった。

サラダのドレッシングは酸味が強くないあっさりしたフレンチドレッシング？

汁物は、これもちょっと驚き、鯛の潮汁だ。鯛の白身と、骨が少々。

ご飯が美味しいし、漬物も多分自家製だと思う。

お冷やも美味しいし、当然お肉も柔らかかった。色々なお店で焼肉定食を食べたけど、このお店のが一番美味しいなぁ・・・すき焼きだもんなぁ・・・

　

cats君の　タンシチュー　パン付き。

シンプルなんだけど、一口ソースを味見させてもらった。

濃厚だけど、後味がさっぱり。よく煮込んであるシチューだ。

三國屋のタンシチューより美味しいかも知れない。

cats君は最後のソースまでパンで綺麗に拭き取って食べた。

近所の常連さんしか来ないようなお店だけど、確か　FBで「偶然見つけた美味いものを出す定食屋」として投稿されていた店と同じだと思う。

お店の名前は、店前に慎ましく　「旬菜　いわき」と書かれていた。

次も神鍋に行ったら、ここに入るかも。

ご馳走様でした！！！

この後、京都府の京丹後市に行って、葡萄と梨を道端の果物屋さんで、夕食用の　ばら寿司　を「とり松」さんで購入して帰った。